アルメレ (Gemeente Almere)
ゾイデル海開発で行われた最後の干拓地造成であるフレヴォラント南干拓地は、1967年に締切堤防が完成して排水を開始し、1968年5月に干拓が完了した.
ゾイデル海開発の当初予定では、アイセル湖内の干拓地はほぼすべて農地となることになっていた. しかし第二次世界大戦後、オランダの人口が爆発的に増えたことに対応し、アムステルダムに近いフレヴォラント干拓地に住宅地を作る計画が浮上し、南干拓地および既に干拓が終了していた東干拓地とあわせて、2つの街を作ることが計画された. 東干拓地にレリスタット(ゾイデル海開発を指揮した土木技師コルネリス・レリー(Cornelis Lely)にちなむ)が、南干拓地に「南西の街(Zuidweststad)」が計画された. この(仮称)「南西の街」が、ゾイデル海の中世の古名・アルメレ(Almere)を取って「アルメレ」と呼ばれるようになったのは1970年代のことである. 1976年に最初の建物が竣工し、1984年にはこの地区は基礎自治体となった. その後、アムステルダムの近郊住宅都市として急速に発展し、政府に認可された拡張計画によれば2030年には35万人の街となる予定である.
当初、アルメレの街は干拓事業体(Openbaar Lichaam Zuidelijke IJsselmeerpolders)により運営されており、1977年から市長選が行われ1978年からは異なる政党から選ばれた委員による諮問委員会が置かれていたが、1983年に最初の市議選が行われ、1984年に正式な自治体となり市民の選んだ議会が成立した. アルメレでは1970年代以来都市建設が続いている. 当初の住宅開発は機能重視で社会の階層を水準化することに重点を置いていたが、1990年代以降の流れはレム・コールハースらの建築家を起用し斬新なデザインの高級な住宅や中心街を作る方向へ向いている.
自治体内には干拓地の水を排水するためのデ・ブロック・ファン・クフェレル・ポンプ場(De Blocq van Kuffeler)が設けられている.
地図 - アルメレ (Gemeente Almere)
地図
国 - オランダ
カリブ海のアルバ、キュラソー、シント・マールテンと共にオランダ王国を構成している. それ以外にも、カリブ海に海外特別自治領としてBES諸島と呼ばれる、ボネール島、シント・ユースタティウス島、サバ島がある.
通貨 / 言語
ISO | 通貨 | シンボル | 有効数字 |
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EUR | ユーロ (Euro) | € | 2 |